第18回 頸肩腕障害研究会 (1981.11.8@岡山. 腰痛研究会、問診研究会合同開催)
第18回 頸肩腕障害研究会 (1981.11.8@岡山. 腰痛研究会、問診研究会合同開催)
司会 青山英康(岡山大医衛生)
日本産業衛生学会の特徴は、学会活動として幅広く産業医学・労働衛生の分野の今日的課題について、委員会や研究会を組織して、全国的なネットワークの活動による取り組みを行うことにあると思う。したがって、時にはこれら数多くの委員会、研究会が、共通の問題点について協力して討議し合う機会を作ることは、それぞれの委員会の活動にとっても有効ではないかと考えられる。このような立場から、頸肩腕障害の研究会開催に際して、腰痛・問診の両研究会に協力を申し入れて、今回の合同研究会の開催の運びとなった。
〈一般演題〉
1.専門的でないものの腰痛治療の経験
○藤村勝(藤村医院)
2.腰痛・頚肩腕の筋電的考察
○紺野義雄(筋肉医学研究所)
3.民間医療機関での頚肩腕障害の治療・健康管理について
○松浦良知外(関労会・松浦診療所)
4.頸肩腕障害の予後に影響する諸因子の検討
○宇土博(広島大医公衛)
5.若年女子事務作業者用「頸肩腕障害」問診票の検討(その1)CMIからSMIの試作
○菰池義彦(住友病院産業衛生研究室)
6.労使が実施した自覚症状アンケートの訴え率の相違についての検討
○上畑鉄之丞(杏林大医衛生)
〈シンポジウム〉職業起因性と問診の有効性
1. 職業病における職業均整とは
○大平昌彦(高知県衛研)
2. 問診の有効性と問題点⑴
○有賀徹(日大医公衛)
3. 問診の有効性と問題点⑵
○大原啓志(高知医大公衛)
4. 腰痛職場における問診・検診様式に関する研究会での討議から
○柳楽翼(岡山大医衛生)
5. 簡易愁訴問診票の使用経験から
○北山孝允、竹村知恵子(労働衛生検査センター)
6. 職業起因性頸肩腕障害の問診票について
○北畠暁(阪市大医推計)、堀口俊一(阪市大医衛生公衛)
7. 腰痛職場における「日常生活上の不便・苦痛」に関する問診項目の検討
○徳永力雄(関西医大衛生)