第21回 頸肩腕障害研究会 (1984.6.12@札幌. 於:第56回日本産業衛生学会)
第21回 頸肩腕障害研究会 (1984.6.12@札幌. 於:第56回日本産業衛生学会)
本研究会は、1974年3月に、頚肩腕症候群委員会の活動終了にともない発足し、その後10年にわたり、他の研究会との合同の会合も含め20回の会合が持たれて今日に至った。今回のテーマは、「頚肩腕障害の歩みと今後の課題」をテーマに3氏から報告があった。特に、これまで世話人代表であった堀口氏(大阪市大)からは、「頸肩腕障害研究会報告記録等集成」(昭和49年3月~昭和58年4月)が配布されて、報告があった。また、今年2月に労働省から発表された、“指標(ガイドライン)としての「VDT作業による健康衛生管理のあり方」”についても、委員として作成に参加した菰池(住友病院産業衛生研究室)、北山(中災防労働衛生検査センター)両氏を含めて討論された。参加者から、“ガイドライン”の問題点について、いくつかの指摘があったが、学会との連絡を密にして頂くことになった。世話人を改選するにあたり、研究会の運営ルールとして、今後は3~5名の世話人を置き、その任期は約2年とすることなどが確認された。そして、新世話人として、福池(北大教育)、北山(前出)、小野(名大医衛生)、菰池(前出)、前田(久留米大医環境衛生)の5名が選ばれ、世話人の互選で前田が代表を務めることになった。
1.頸肩腕障害研究会の歩みを顧みて
○堀口俊一(大阪市大医衛生)
2.頸肩腕障害の三次予防をめぐる問題点
○田尻俊一郎(大阪淀協社医研)