第35回 頸肩腕障害研究会 (1994.3.22@岡山. 於:第67回日本産業衛生学会)
第35回 頸肩腕障害研究会 (1994.3.22@岡山. 於:第67回日本産業衛生学会)
宇土博(広大公衆衛生)は、「改良型シャープペンシルの頚肩腕部の負担軽減効果について」と題して、書字作業に伴って発生する腱鞘炎や書痙を予防するために把持径を改良したシャープペンシルと標準型シャープペンシルの頚肩腕部への負担の比較検討した結果を報告した。菰池義彦(住友病院)は、「スーパーのPOS導入前後の検診結果比較」と題して、スーパーマーケットの食食品・生活関連商品・衣料品を扱うレジ作業に従事する8500人を対象に、POSが導入された前後の頚肩腕障害と腰痛検診結果を比較検討して報告した。中石仁(金沢医大衛生)は、HCI’93フロリダ学会への参加報告をおこなった。各演題発表・報告について熱心な質疑が交わされた。研究会の世話人体制に関して、北山孝允(労働衛生協会)・菰池義彦(住友病院)両世話人より辞退の申し出がなされた。両世話人が本研究会の発展に果たした役割は極めて大きく、今後も指導的な役割を果たして頂くことを確認の上、申し出が承認された。(参加者:48名)
世話人:福池保馬、小野雄一郎、中石仁、垰田和史