第9回 頸肩腕障害研究会 (1977.4.4@久留米. 於:第50回日本産業衛生学会)
第9回 頸肩腕障害研究会 (1977.4.4@久留米. 於:第50回日本産業衛生学会)
今回のテーマ「予防のための衛生基準」は、前田勝義学会員から理事会へ申し入れのあった過労性健康障害などの衛生学的基準の検討に関して、理事会の意向によって、研究会で取り扱うことになった経緯による。すなわち昭和50年10月の理事会において、次のような議事録の記載がある。「一会員から書簡にて、頸肩腕障害について作業管理基準、衛生学的基準を許容濃度委員会で取り扱ってはどうかとの申し入れがあり、これに対して頸肩腕障害研究会の世話人、堀口俊一氏に、同研究会で検討するように、久保田理事長が指示することを了承した」。衛生基準という意味については今後なお検討を要するとしても、当研究会が障害の予防面の取組にかかる端緒としての意義があろう。参加者は約30名。
1.頸肩腕障害を予防するための労働衛生基準設定の必要性について
○前田勝久(久留米大医環衛)
2.職業性頸肩腕障害予防のための衛生基準(私案)
○菰池義彦(住友病院産研)
3.金銭登録機作業の衛生基準
○中迫勝(関西医大衛生)
4.保育労働者の頸肩腕障害予防のための衛生基準について
○西山勝夫(関西医大衛生)